副業がモヤモヤして続かない
…「このままでいいのか」の正しい答え
「立ち止まるたびに出てくる問い」
副業を続けていると、ふと手が止まる瞬間がある。
「このままでいいのか…?」
ブログのアクセスが伸びない。
クラウドソーシングで単価が上がらない。
せどりで在庫が減らない。
やっていることが正しいのか分からないまま、日々が過ぎる。
でも辞める勇気もない。
そんなモヤモヤを抱えながら副業している人は、きっと僕だけじゃないはずだ。
不安を抱えながらも続ける日々は、光が見えないトンネルを歩いているような気分だった。
「数字の現実と感情の摩耗」
僕が最初に副業を始めたのは、借金600万円の返済を早めたいという理由だった。
挑戦したのはブログ、せどり、クラウドソーシング。
どれも努力はしたつもりだったが、思うように結果は出なかった。
ブログ:半年で150記事も書いたのに、収益はわずか74円。
せどり:カード枠で仕入れた30万円分の商品が値崩れし、赤字の山。
クラウドソーシング:案件ひとつまともにとれやしない。
数字だけを見れば「頑張りが足りなかった」と言われるのかもしれない。
けれど実際は、仕事終わりに眠い目をこすりながらキーボードを打ち、
休日を削ってパソコンに向かっていた。
結果が出ない期間が長くなると、モヤモヤが頭を支配する。
「方向性が間違っているんじゃないか」「続けても変わらないんじゃないか」
そんな疑念が夜ごと膨らんでいった。
パソコンを開くのも嫌になりかけた夜もあった。
画面の光が妙に冷たく見え、ため息ばかりが増えていった。
それでも、何もやらないのはもっと怖かった。
返済が止まれば、未来が一瞬で詰むのは分かっていたからだ。
「モヤモヤの正体」
副業で「このままでいいのか」という不安が消えない理由は、大きく3つある。
1.明確なゴールがない
数字や期限を設定していないため、進捗が測れず停滞感が強まる。
「何を目指しているのか」が曖昧なままでは、努力が空回りしてしまう。
2.改善サイクルの不足
結果が出ない原因を分析せず、同じやり方を繰り返してしまう。
「とにかく記事数を増やせばいい」「応募数をこなせば受注できる」
そう思い込んでいた僕は、改善より作業量に逃げていた。
3.比較による自己否定
SNSや他人の成功事例を見て、自分の進みが遅く感じる。
深夜にスマホを見て「この教材で月10万達成!」という投稿を見るたび、心臓がざわついた。
「なんで自分だけ進んでいないんだ」と落ち込み、指が止まった。
行動心理学の研究でも、「進捗が見える化されない活動はモチベーションが下がりやすい」とされている。
僕自身も、アクセスや収益が見えない時期が一番しんどかった。
やる気を失いかけたのは、まさに「成長している感覚」がない時だった。
「モヤモヤを改善のサインに変える」
僕がモヤモヤから抜け出すためにやったのは、次の3つだ。
1.ゴール設定
収益、作業量、期限を数値化する(例:3ヶ月で収益1万円)。
目標が明確だと、作業に意味が生まれる。
2.定期改善
毎月、アクセスや収益を分析し、行動を修正する。
「記事数を増やす」ではなく「どの記事が読まれているか」を見るようにした。
3.比較対象の変更
他人ではなく、先月の自分と比べる。
「アクセス数が少しでも伸びた」「執筆時間が短縮できた」
そうした小さな進歩を拾うことで、気持ちが折れにくくなった。
この3つを実践したら、「このままでいいのか」という不安は
「この方向で改善すればいい」に変わった。
もちろん結果はすぐには出ない。
それでも、以前のように手が止まることは減った。
不安を「停止のサイン」ではなく「改善の合図」と受け止められるようになったからだ。
「不安は成長の証」
もし今、副業を続けながらモヤモヤしているなら、それは辞め時ではなく、
改善の合図かもしれない。
不安は方向転換のきっかけになるし、進み方を見直すチャンスでもある。
「このままでいいのか」と思いながら動くのはしんどい。
でも、「こうすればもっと良くなる」に変えられたら、その不安は武器になる。
僕は今も副業を続けている。
モヤモヤは完全には消えないが、それは僕がまだ成長過程にいる証拠だ。
そしてきっと、この感覚がある限り、僕は前に進み続けられる。
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