深夜作業で体重5kg増
——副業がもたらした健康被害のリアル
「残高は変わらないのに、体重だけ増えた」
「副業はスキマ時間でできる」「夜の数時間を使えば収益化できる」
そんな言葉を信じて、僕は毎晩パソコンに向かってきた。
しかし、半年後。
銀行口座の残高はほとんど変わらないのに、体重計の数字だけが確実に増えていた。
+5kg
副業はお金どころか、僕の健康を真っ先に削り取っていった。
「眠気とお菓子とカップ麺の夜」
僕の副業はブログとクラウドソーシング。
本業が終わるのは20時過ぎ。そこから夕食・家事を済ませ、作業を始めるのは22時。
眠気を紛らわすために、深夜のコンビニで買ったお菓子やエナジードリンクを常備。
気づけば、
- チョコレート1袋
- カップ麺
- 缶コーヒー2本
が「作業セット」になっていた。
深夜1時、2時まで作業を続け、翌朝は寝不足のまま出社。
朝の通勤電車ではまぶたが勝手に落ち、資料を読むつもりが気づけば居眠り。
仕事中も頭がぼんやりして、ケアレスミスが増えていった。
週5日これを繰り返した結果、体重は+5kg。
常にだるさが抜けず、頭の回転も鈍くなり、思考力が落ちているのを実感した。
健康の犠牲と引き換えに得たものは、ほぼゼロだった。
収益は数百円、体は重く、気持ちも沈む。
「副業しているはずなのに、これはただの自滅じゃないか」
そんな思いが胸に広がった。
「副業が健康を壊す3つの理由」
副業が健康被害につながる要因は大きく3つある。
- 睡眠不足
睡眠6時間未満が続くと、認知機能は徹夜と同程度まで低下すると研究で示されている。僕自身も、寝不足の朝は資料を読んでも頭に入らず、上司に同じ質問を2回してしまった。 - 食生活の乱れ
夜食や高カロリーの間食は太りやすく、肥満・生活習慣病リスクを高める。
実際、深夜にカップ麺を食べて満足して寝落ち
——翌朝の体重計が黙って現実を突きつけてきた。 - 長時間の座り作業
1日8時間以上座る生活は、運動不足による代謝低下を招き、
体重増加と集中力低下を引き起こす。
僕も「作業に集中していたら3時間経っていた」なんてことがざらで、
立ち上がったときの足の重さにゾッとした。
実際、2024年の副業実態調査では、副業者の約38%が「健康悪化」を
理由に一時的な中断を経験している。
つまり、副業で成功する以前に「体を壊して続けられない人」が相当数いるのだ。
【出典:厚労省「健康づくりのための身体活動基準」】
「健康を守ることも戦略の一部」
僕が学んだのは、副業は“継続”が命だが、健康を犠牲にした継続は長続きしないということだ。
そこで取り入れたのが、次のルールだった。
- 夜中の作業は2時間までと決める
- 夜食は水かナッツに限定
- 週に3回は必ず30分の散歩をする
この小さな習慣を徹底してから、体重は少しずつ戻り、集中力も改善した。
何よりも、「今日は寝不足で頭が回らない」という自己嫌悪から解放されたのが大きい。
「収益の最大化」よりも「生活の最適化」を優先する。
結果的に、そのほうが作業効率も高まり、記事の質も改善した。
副業は「時間さえ作れば稼げる」ものではない。
むしろ「健康を維持できる仕組みがあってこそ稼げる」。
その逆説に、ようやく気づいた。
「健康こそ最大の投資」
副業は夢や自由を与えてくれるはずなのに、やり方を間違えると健康を奪う。
僕の+5kgは、その警告だった。
収入はあとからでも取り返せる。
でも、健康を失えば副業どころか本業すら続けられない。
だから今日も、作業を切り上げて布団に入ることを“投資”と考える。
稼ぐための副業ではなく、生きるための副業を続けるために。
——副業はお金を増やす戦いじゃない。
健康を守りながら続ける戦いだ。
FAQ|よくある質問
Q1. 副業で睡眠不足になったらどうすればいい?
→ まずは作業時間を区切ること。厚労省の指針でも、成人は1日6〜8時間の睡眠が推奨されている。
Q2. 太らない副業中の夜食は?
→ 水・ナッツ・無糖ヨーグルトなど低GI食品が望ましい。高糖質・高脂質は避けるべき。
Q3. 健康を守りながらできる副業ジャンルは?
→ 短時間で積み重ねられるストック型(ブログ、動画発信)や、スキマでできるスキルアップ型(資格学習、プログラミング基礎)がおすすめ。
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