副業で電気代が倍増?深夜作業が招く隠れコストと対策法

健康デストロイ

電気代が倍になった
——副業の深夜作業に潜む落とし穴

「稼いだはずが、請求書に食われる夜」

副業を始めるとき、誰もが口にするのは「スキマ時間を活用しよう」だった。
本業の残業や家事を終えた後、僕に残されていたのは深夜の数時間。

「昼間より静かで集中できる」
そう思ってパソコンに向かう習慣を続けた。

けれど数か月後、僕を待っていたのは成果ではなく電気料金の明細だった。
そこに印字されていたのは、電気代が倍増した現実だった。

副業で得たわずかな収益より、はるかに大きなマイナス。
その瞬間、「努力が請求書に笑われている」ような感覚に襲われた。

「明細に打ち砕かれた努力」

僕はブログ執筆とクラウドソーシングを深夜帯に行っていた。
作業環境はノートPC、デュアルモニター、デスクライト、冷暖房。

夜中の2時、3時まで作業するのが当たり前になり、PCはほぼ一晩中稼働。
さらに冬はエアコン、夏は扇風機+エアコンのフル稼働。

結果、電気代は月8,000円→16,000円へ。

ある晩、明細を開いた瞬間、胃がぎゅっと縮んだ。
「副業で稼げる額より電気代の方が高いじゃないか」
積み上げた時間や努力が、一枚の紙であっさり否定された気がした。

電気代の請求書を手に、ふと机を見渡した。
うなり続けるPC、消し忘れたデスクライト、冷風を吐き出すエアコン。

——こいつらが僕の稼ぎを食っていたのか。

そんな被害妄想めいた感情すら芽生えた。

気づけば、電気代の数字を見るのが怖くて、ポストを開けるのが億劫になっていた。

「なぜ深夜作業で電気代が膨らむのか」

深夜作業で電気代が膨らむ原因は、主に次の3つ。

  1. エアコンの長時間稼働
    深夜は外気温が下がり、暖房効率が落ちやすい。設定温度を上げるほど電気を食う。
    冬の夜に暖房をつけっぱなしで作業した翌月、明細が2万円近くに跳ね上がったこともある。
  2. PC・モニターの常時稼働
    高性能PCは作業用ソフトやブラウザを複数開くだけで消費電力が増える。
    デュアルモニターも合わせれば、1時間あたり数十円。これを数百時間重ねると数千円規模になる。
  3. 照明と待機電力
    小さな積み重ねでも、毎日数時間×数か月で大きな負担になる。
    「たかがデスクライト1つ」と思っていた僕は、実際にそれだけで月数百円を無駄にしていた。

総務省の調査によると、在宅ワークや副業でPC稼働時間が長い世帯は、平均で月4,000〜6,000円の電気代増加が確認されている。
【出典:総務省統計局「家計調査」】。
つまり「深夜の作業時間」は、集中の代償として光熱費を確実に食い潰す時間でもあるのだ。

「副業の隠れコストを直視せよ」

僕が痛感したのは、副業は「時間」と「体力」だけでなく、
「電気代」というコストも食うということだ。
収益を伸ばそうと時間を増やせば、その分だけ電気代も膨らんでいく。

だから僕は次の対策を実践した。

  1. タイマー機能でエアコンを管理
    寝落ちしても自動で切れるように設定。
  2. 不要なモニターは消す
    調べものだけなら1画面で十分。
  3. 昼のスキマ時間に作業を分散し、深夜作業を短縮
    「夜しかできない」と思い込んでいたが、昼休みや移動時間でも意外と作業は進む。

これだけで電気代は3割ほど下がり、副業収益とのバランスも改善した。

副業を続けるには、「時間を捻出する工夫」だけでなく、「コストを減らす工夫」が欠かせない。
見えない支出を意識できるかどうかで、利益は大きく変わるのだ。

「電気代も戦場の一部」

副業は「目に見えないコスト」との戦いでもある。
僕の場合、それが電気代だった。

努力しているつもりでも、収益より経費が増えれば赤字。
深夜作業は集中できる反面、財布にダメージを与える落とし穴でもある。

今日もパソコンの電源を落としながら思う。
稼ぐための副業で、電気代に負けていたら本末転倒だ。

——副業はお金を増やす戦いじゃない。
電気代すら利益を食う、もう一つの戦場だ。

電気代を“投資対象”として見直す

副業を続けるうえで、電気代の最適化は単なる節約ではなく

「利益を守る投資」である。

僕は「時間を増やす=稼ぎが増える」と思って深夜作業を続けたが、
結果的には電気代が収益を食い尽くしていた。

もし同じように副業で夜作業をしているなら、
一度は電気料金の見直しを試してほしい。

契約プランや使用状況を比較するだけで、月数千円の差が出ることは珍しくない。
僕自身も固定費を見直したことで、初めて「副業収益>電気代」という状態をつくれた。

今は電気代を“仕方ない出費”と考えるのではなく、“削れる投資コスト”として扱っている。
副業の成果は作業量だけでなく、こうした支出の最適化からも生まれる。

👉 具体的な比較方法やおすすめのサービスについては、今後まとめて紹介する予定だ。
それを参考に、自分の副業環境のコストを見直すきっかけにしてほしい。

📌 出典まとめ

総務省「家計調査報告(家計収支編)」2023年版
環境省「家庭におけるエネルギー消費実態調査
経済産業省「省エネルギー関連資料

コメント

タイトルとURLをコピーしました